2024年の受検を予定している小学5年生は、まだ適性検査の問題をあまりやったことのない子も多いのではないでしょうか?
公立中高一貫校の過去問は小6までの授業内容が反映されるので、なかなか手がでないですよね…。
5年生でも適性検査の問題に取り組みたいですよね!
公立中高一貫校受検用の適性検査問題集であれば、難易度別、ジャンル別に問題が分かれているので、小学5年生でも得意な問題や簡単な問題を選んでチャレンジすることができます。
そこで今回は、自宅で適性検査対策に取り組める問題集を詳しく解説していきます
Amazonや書店などで購入できる教材のみを紹介
適性検査対策の教材は、大きく3つにわけることができます。
- 大き目の書店でも購入できるもの
- Amazonなどのネットサイトで購入できるもの
- 塾を通じてしか手に入らないもの
今回は、上記の1、2にあたる誰でも購入ができる教材に絞って紹介いたします。
3の塾を通じてしか手に入らない教材については、除外します。
最近はフリマサイトでこれらの教材が個人的に売買されている場合もありますが、原則的には塾側が「売買は禁止」としているはずです。
売却を考えている方は、入塾時の契約書を今一度確認してみると良いでしょう。
【基礎編】はじめて適性検査型問題に取り組む人向けの教材
はじめて適性検査型の問題に取り組む場合、内容がわかりやすく解説が詳しいものを選びましょう。
ちなみに小学5年生の場合は、国語や作文のジャンルに取り組むことをおすすめします。他の科目に比べて、習っていない単元でつまづくことが少ないので。
おすすめしたいのは下記の4冊です。
- 公立中高一貫校適性検査対策「アインストーンPrimary」シリーズ
- 公立中高一貫校適性検査対策問題集「作文問題 書きかた編」
- 公立中高一貫校適性検査対策問題集「総合編」
- 公立中高一貫校適性検査対策問題集 「作文力で合格!2」
公立中高一貫校適性検査対策「アインストーンPrimary」シリーズ
このPrimaryシリーズは、アインストーンに比べて基礎的な内容が多く、小学5年生でも取り組むことができます。
ちなみにPrimaryのつかない「アインストーン」という教材もあり、こちらは適性検査対策として多くの塾で使用されています。
書名 | アインストーンPrimaryシリーズ |
科目 | 国語・算数・理科・社会 |
難易度 | 基礎-標準 |
全ページ数 | 168ページ |
サイズ | A4 |
値段 | 3580円 |
出版社 | 好学出版 |
特徴は、各単元ごとに「例題・ワーク」→「定着問題」→「適性検査型問題」と進められること。すっきりしていて小学生が見てもわかりやすい見た目です。
値段は3580円と高めですが、A4判で168ページとボリュームは大きく、費用対効果は高い一冊です。
文章のまとめかたについても学べる国語はもちろん、その他の科目も得意なものからチャレンジすることをおすすめします。
公立中高一貫校適性検査対策問題集「作文問題 書きかた編」
東京学参社の適性検査対策用の問題集は、総合編、作文問題、資料問題、数と図形、生活と科学の5つに分かれています。
そのうち作文問題は、書きかた編とトレーニング編に分かれているのですが、基礎的なことが学べる書きかた編をおすすめします。
書名 | 公立中高一貫校 適性検査対策問題集 作文問題 書きかた編 |
科目 | 作文 |
難易度 | 基礎 |
全ページ数 | 99ページ |
サイズ | B5 |
値段 | 1320円 |
出版社 | 東京学参 |
作文の書きかたを基本の基本から学べる一冊です。文章の構造を学ぶことで適性検査の問題文を読み取る力もつけることができます。
演習では適性検査型の問題に取り組むことができます。
B5判サイズの99ページで、コンパクトな一冊です。
公立中高一貫校適性検査対策問題集「総合編」2023年度版
前述の東京学参社の適性検査対策用の問題集のうち、総合編をご紹介します。
総合編は、全ての教科においてまんべんなく基礎レベルの適性検査型問題に取り組むことができる教材です。
書名 | 公立中高一貫校 適性検査対策問題集 総合編 【2023年度版】 |
科目 | 国語・算数・理科・社会 |
難易度 | 基礎-標準 |
全ページ数 | - |
サイズ | B5 |
値段 | 1430円 |
出版社 | 東京学参 |
特徴は、各公立中高一貫校から出題された良質な過去問をもとに、基礎編→例題→実践編と進んでいく総合的な学びのできる構成です。
仕上げテストも3回分収録されているため、現時点での実力を測るにも適した一冊です。
公立中高一貫校適性検査対策問題集 「作文力で合格!2」
都立中高一貫校に合格者を輩出することで有名な塾、早稲田進学会が著者の一冊です。
適性検査型の対策は作文力が合否の分かれ目になるという考えから、作文をしっかり攻略できるように詳しく解説しています。
2のつかない2014年発行の本もあるのですが、2のほうが過去問の年代が新しいため、適性検査対策に適しています。もちろん併用するのもおすすめです。
書名 | 作文力で合格!2 公立中高一貫校 適性検査対策問題集 |
科目 | 作文 |
難易度 | 標準 |
全ページ数 | 179ページ |
サイズ | B5 |
値段 | 1430円 |
出版社 | 朝日学生新聞社 |
実際に過去に出た問題を題材として、「とにかく書いてみよう」と促しています。また合格者の解答例も記載されています。
あまり他に類を見ないタイプで、題材のレベルが高く実践的な教材です。
前述の「作文問題 書きかた編」では物足りないという人におすすめ。
こちらは2014年出版のバージョンです。↓
まとめ:小学5年生が取り組む適性検査対策は「作文」から
今回は、2023年に公立中高一貫校を受検する予定の小学5年生用に、適性検査対策に役立つ教材【基礎編】を紹介しました。
通常の勉強とは別に適性検査対策に取り組む場合、作文の力がしっかりとあることが重要になります。
自分の伝えたいことを文章で表すことができるようになれば、自ずと問題の文章を読む力も伸びてきます。
次回は、小学6年生になってから取り組んでほしい【実践編】をご紹介します!
実践編はこちら