多くの公立中高一貫校では「国際社会のリーダーを育てる」という方針を掲げており、受検する人の中には「海外に留学したい!」と考えている人が少なくありません。
今回は、東京、神奈川、千葉、埼玉にある23校の公立中高一貫校は、どのくらい「国際的」なの?ということを検証してみます!
テーマ別に、3つに分けて投稿してます😌
前回は、公立中高一貫校の海外大学への進学実績がテーマでした👇
【その2】在学中の海外経験を調べてみた!
今回は、公立中高一貫校に在学中にできる海外経験について調べてみました。
前回同様、一都三県の公立中高一貫校23校の中で「国際」と銘打ってる「立川国際」「稲毛国際」「大宮国際」の3校を対象にします。
🏫立川国際では、5年生の7月に「海外研修旅行」と3・4年生の3月に「米国エンパワーメント・プログラム」があります。これらはそれぞれ、5~8日間。
その他、4・5年生に東京都の「次世代リーダー育成道場」という制度を使って、1年弱の留学をする生徒がいるようです。(👇後述で詳しく)
🏫稲毛国際中等学校は、2022年4月に稲毛高校附属中から移行始めたところです。
稲毛高校には「国際教養科」という学科が設置されており、国際教養科の生徒全員と普通科の希望した生徒は、高校2年生次に2週間の「アメリカ、カナダ、オーストラリアの海外研修」に行きます。
また学校としての制度ではないようですが、1年間程度の留学をする生徒も何人かいるようです。
🏫大宮国際は2019年に開校した学校で、2022年現在1期生がやっと4年生になったところです。2年生は「海外語学研修」でニュージーランドに10日間、4年生は「海外フィールドワーク」でアメリカに10日間行きます。
一都三県の公立中高一貫校では、ほとんどの学校が5日~2週間の「海外研修」を設定してます。
しかし残念ながら、近年はコロナで中止になっています。
行けなかった学年は心残りですよね…。在学中に代替の機会があると良いのですが。
半年~1年間の留学は学校外の制度を使用
高校生になると、半年~1年間の長期的な留学を希望する生徒も少なくありません。
しかし、一都三県の公立中高一貫校には長期的な留学をする制度はないようです。
そのため、長期的に留学をしたい生徒は、都県や市の留学補助制度を使用することになります。
例えば東京都では、「次世代リーダー育成道場」
こういった制度を利用して留学するようです。
特に東京都の「次世代リーダー育成道場」は、都立(区立)中高一貫校で積極的に利用されているようです。
ちなみに、都立白鷗では、2021年に上記制度を利用した生徒が12人もいたとか…。
12人も高校のうちに留学してるのはスゴイ…!
都立白鷗は確か、海外大学への留学実績も高かったですね。
結果は:
一都三県の公立中高一貫校では、
「ほとんどの学校に5日~2週間程度の「海外研修」がある」
「半年~1年の長期留学をする場合は外部制度を利用する」
という結果でした!
海外研修は全員参加の学校も多いため、普通の公立中、公立高に比べると海外に行けるチャンスがあると、言える…のか…?
学校によっての格差もけっこうありそうです。
自動的に行けるチャンスが1回。あとは外部制度にチャレンジするかどうか…
大学在学中に留学する場合は留学エージェントを利用するケースが多いみたい。 あまり費用がかからないプランを提案してくれることも。
次回は、公立中高一貫校23校の授業や学校内での「国際的な取り組み」について調べてみたいと思います…😌